当ブログの管理人はアメリカ合衆国で2年ほど生活した経験があります。居住していた場所はワシントン州シアトル市。
管理人が現地で生活した経験から言えることとして、アングロサクソンに代表される白人は日本人と比べると体感温度に明らかな違いが見られます。白人は寒さに強く、蒸し暑さに弱いのです。
シアトルの夏は湿度が低く、とても快適な季節。
そのような気候から、シアトルの各家庭にルームエアコンはありません。日によっては若干の暑さは感じるものの、日本人は不快に感じません。ところが、白人はそのような若干の暑さでも苦手なようです。
そして、白人は眩しさが苦手。
TVや映画でアメリカの映像を見ると、サングラスをかけているアメリカ人が多く映し出されています。これは、現地でもそのとおりです。
日本社会の価値観からアメリカ国内を眺めると、日中、明らかにサングラスをかけている人が多いのです。
逆に、アメリカ社会の価値観から日本国内を眺めると、サングラスをかけている日本人が少なく感じるのです。
このような観点から、サングラスと眩しさ、紫外線、目の関係、そして、大阪市立大学医学部名誉教授の驚きの研究結果をご紹介します。
サングラスの必要性
日本人の多くは、瞳の色が茶色から暗い焦茶色。対する白人の多くは、瞳の色が青色や青系グレー。
白人系は瞳のメラニン色素が少ないため、アジア系人種より太陽光が眩しく感じるようです。このような理由があり、アングロサクソン系アメリカ人は積極的にサングラスを着用する傾向があると考えられます。
もちろん、アジア系の日本人も積極的にサングラスを着用したいもの。
サングラスは太陽光の眩しさや建物で乱反射する反射光の低減、そして、紫外線から目を守る役割があります。
特に、晴天の日の外出時、サングラスをかけることで眩しさと紫外線から目を守ることができます。また、ドライブ時、サングラスの装着は安全と安心をもたらしてくれます。
ドライブ時、サングラス着用のすすめ
日本人は日常生活であまりサングラスをかけない傾向があります。日中のドライブでも、サングラスをかけないドライバーを多く見かけます。
しかし、ドライブ中にサングラスをかけることは、安全運転と目を保護する上で大切な意味があります。
紫外線から目を守る
特に、春から夏にかけて紫外線量が増加します。サングラスは太陽光の眩しさを低減してくれます。偏光サングラスやUVカットサングラスであれば、目に入る紫外線量をカットできます。
ドライバーはもちろんのこと、乗員も積極的にUVカット機能のあるサングラスをかけることで紫外線から目を保護できます。
交通事故発生時の目の保護
交通事故発生時、自動車のフロントガラスは合わせガラスのため、割れたガラスの破片が飛散しにくくなっています。しかし、ガラスの飛散がゼロとは言えません。
そして、ドアガラスとリアガラスは全て強化ガラスが装着されています。強化ガラスは割れると、粉砕する特徴があります。
ドライバーはもちろんのこと、乗員全員がサングラス、または眼鏡をかけていれば、交通事故発生時にガラス飛散から目を守ることができます。
また、現代の多くの自動車にエアバッグが標準装備されています。交通事故発生時、エアバッグが展開すると、乗員の顔めがけてバッグが膨らむため、サングラスや眼鏡により目を保護できます。
サングラスの機能性とファッション性
サングラスには、機能性とファッション性の両側面があります。
機能性
一口にサングラスと言っても多種多様。ファッションアイテムとしてのサングラスもあれば、偏光やUVカット機能が与えられている機能性サングラスもあります。
偏光サングラス
偏光サングラスはドライバーやアスリート、釣り人、登山愛好家、アウトドア愛好家などに愛用者が多いサングラス。
道路や雪、水面、建物のガラスを見て、眩しさを感じることが多々あります。
偏光サングラスは紫外線の乱反射や太陽光の照り返しによる反射光などをカットする機能があります。
偏光サングラスの雄と言えば、日本のTALEX/タレックス。
タレックスのレンズはレンズの色が濃い、薄いに関係なく、紫外線を99%以上カットしてくれます。
タレックスのサングラスをかけると、驚くほど景色がはっきり見えて、眩しさが大幅に低減します。フィッシングシーンで水面下の魚がはっきり見えるのも、偏光サングラスの特徴です。
UVカットサングラス
UVカットサングラスは偏光機能は無いものの、きちんと紫外線をカットしてくれます。
JINSのオフィシャルサイトによりますと、JINSのレンズは紫外線を99%以上カットという表記があります。
ファッション性
ファッションコーディネートの中で首から上が寂しく感じる時、サングラスをかけるとキリっとした印象を与えることができます。
サングラスのフレームとレンズのデザイン、そして色は多種多様。シーンと気分によってサングラスを使い分けることで、より幅広くファッションを楽しむことができます。
サングラスの選び方
レンズの色が濃いサングラスをかけると、当然、景色が暗く見えます。すると、眼に入る光量が少なくなるため、瞳孔は自然と大きく開きます。目の瞳孔が夜の暗闇で開くのと同じ理屈。
よって、紫外線のカット率が不十分な濃いレンズの場合、かえって多くの紫外線が眼球に入ってしまいます。これが角膜の炎症や白内障などの引き金になることもあるため注意が必要です。
サングラス選びのポイント
サングラス選びで押さえておきたいポイントは次の3点。
・レンズの色が薄いサングラス
・確かな機能性を持つ偏光サングラス(UV99%以上カット)
・確かな機能性を持つUVカットサングラス(UV99%以上カット)
以上に気を付けることで、サングラスで大切な目を眩しさと紫外線から守ることができます。
目に紫外線が入ると肌が日焼けする!?
大阪市立大学医学部名誉教授で健康科学研究所(大阪市淀川区)の井上正康所長チームの研究結果によりますと、目から紫外線が入ると全身が日焼けする可能性があるとのことです。
マウスの実験によると、次のような驚きの内容です。
マウスの目に紫外線が入ると、脳はこれから紫外線を浴びてしまうと判断。紫外線をブロックするためにメラニン色素を生成しなさいというホルモンを分泌。
すると、紫外線が当たっていない皮膚がメラニン色素の生成により、日焼けしたように皮膚が黒くなってしまうことが分かったそうです。
人の目に紫外線が入るとマウスと同様、皮膚にメラニン色素が生成される可能性が高いと考えられるため要注意とのことです。
(出典)Infoseek 目から入る紫外線で肌が日焼けするって本当?
まとめ
人の目に紫外線が入ると、皮膚にメラニン色素が生成される可能性が高いとなりますと、サングラスできちんと紫外線対策したいもの。
特に女性にとって、井上所長の研究結果は切実な問題ではないでしょうか。
きちんとした機能性を持つ「偏光サングラス」や「UVカットサングラス」を着用することで、目から入る紫外線による肌の日焼け止め効果が期待できます。
室内での紫外線対策
人が室内にいても、紫外線を浴びています。
紫外線には、紫外線A波(UV-A)と紫外線B波(UV-B)が含まれています。紫外線A波は窓ガラスから室内に流入しています。そして、紫外線B波は窓ガラスである程度、吸収されるものの、同様に室内に流入しています。
その証拠として、窓際のフローリングやカーペット、畳、家具、調度品などは日焼けにより退色し、劣化が進みやすい傾向があります。
室内でサングラスの必要性
目に紫外線が入るだけで、日焼けする可能性が高いとなりますと、日焼けに敏感な女性は「室内でも、サングラスを着用した方がいいの?」という疑問が浮上します。
女性にとって、井上所長チームの研究結果は大いに気になるのではないでしょうか。
しかし、室内でサングラスの着用は少々と言うより、かなり抵抗があるのが正直なところではないでしょうか。
自宅で自分1人でしたらいざ知らず、室内空間でサングラスの着用は疑問ですし、あまり現実的ではありません。
室内によっては暗い場所があり、曇りや雨の日は室内が暗くなりがち。サングラスをかけたままでPC作業、スマホのアプリチェック、TV鑑賞、読書などは非現実ではないでしょうか。
では、他に室内にいても目に紫外線が入らないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
窓ガラスフィルムで紫外線対策
プロが使用する窓用ガラスフィルムは全て紫外線を99%以上カットできます。
窓ガラスにフィルムを施工することで、言わば、窓ガラスがUVカットサングラスのような役割を果たしてくれます。
もちろん、ガラスフィルムはほぼ透明に近いものもあれば、色が濃いものもあります。
ガラスフィルムのラインアップは幅広く、フィルムの種類によって次のような機能を持っています。
・99%以上、紫外線/UVカット(全フィルム共通)
・ガラス飛散防止(全フィルム共通)
・遮熱
・遮熱断熱
・目隠し/プライバシー保護
・眩しさの緩和
・防虫忌避
生活空間の悩みを解決できるフィルムを選ぶことで、紫外線を99%以上カットしながら、日焼け対策に繋がります。結果として、安全で快適な生活環境を整えることができます。
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