すだれ,サンシェード,よしず比較-窓の日除け対策より効果的な方法

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日本の夏季、眩しくて暑い日差し対策として、昔から建物の窓に簾(すだれ)や葦簀(よしず)などの日除けが使われてきました。

日除けは、窓から入ってくる真夏の直射日光や眩しい西日を和らげるための日本文化の1つ。改めて、昔の日本人が生み出した「すだれ」や「よしず」は英知の結晶と言えます。

そして、化学繊維の「サンシェード」は色と柄のバリエーションが豊富で機能性が高いのが特徴。サンシェードはライフスタイルにおしゃれ感をプラスすることができます。

それでは、当ブログがこれらの日除けの種類と特徴、効果、メリットとデメリットについてまとめてみたいと思います。

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日除けの種類

夏季の日差し対策として、建物の日除けは大きく以下の3種類。

・簾(すだれ)

・葦簀(よしず)

・化学繊維製サンシェード

簾(すだれ)

すだれ(簾)
すだれ(簾)

すだれ(簾)の材料は竹や葦(よし)、プラスチック製。これらを糸で編み上げたものが日除けとして使われています。

一般的に、すだれは地面に対して平行に設置し、窓枠の上から下に垂らして使われることが多い日除け。

すだれは室内と室外のどちらでも設置できるものの、室外に設置するケースの方が多いです。室外(窓の外側)にすだれを設置した方が高い遮熱効果が得られます。

すだれの材料は自然素材のため、太陽光を受けても熱を持ちにくく、プラスチック製のすだれより効果が高いのが特徴。

すだれの色と風合いは自然素材ならではのもので、まさに日本の「The 和の夏」というムードが漂います。

デメリット

・すだれは自然素材のため、耐久性の面で劣る

・室内が暗くなる

・室内からの眺望がほぼゼロになる

・強風に弱い

よしず(葦簀)

よしず(葦簀)
よしず(葦簀)

よしず(葦簀)の材料は葦(あし)。「よしず」は「すだれ」に比べてサイズが大きく、窓の外側に立てかけて使われます。

マンションは管理規約と風の問題があり、ベランダによしずの設置は不可能。その点、一戸建て住宅や和風の飲食店などでは、よしずが設置されている光景を目にします。

夏日、よしずに水をかけることで、より涼しさを体感でき、昔ながらの風情がある日本の暑さ対策の1つです。

デメリット

・よしずも自然素材のため、耐久性の面でやや劣る

・室内が暗くなる

・室内からの眺望がほぼゼロになる

・強風に弱い

・保管場所が必要

※よしずは幅が1.8mから2.7m、高さが2mから3mに達する製品もあり、保管場所の確保が必要。

化学繊維製サンシェード

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化学繊維製サンシェード

化学繊維製のサンシェードは軽く、折り畳みができて収納もコンパクト。サンシェードは雨に強く、自然素材より耐久性が高い特徴があります。

夏季、当ブログの管理人が新興住宅地を散歩していると、簾(すだれ)や葦簀(よしず)より、化学繊維のサンシェードを多く見かけます。

化学繊維のサンシェードは色と柄の選択肢が多いものの、管理人はベージュやブラウン系のシェードをよく見かけます。これらの色はどのようなデザインの家にもマッチし、住宅地の景観に溶け込みます。

デメリット

・強風に弱い

・紫外線カット率が高いサンシェードほど室内が暗くなる

・室内からの眺望が低下する

日除けの効果

日除け(すだれ、よしず、サンシェード)は太陽光を遮ることで影を作り、眩しさと暑さを和らげる日差し対策。日除け自体が日射熱を受けて熱を持ち、放熱する役割もあります。

特に、夏季は室内のレースカーテンやブラインドが日射熱を受けて熱を持ち、それが室温を上昇させる方向に作用します。

それを考えますと、窓の室外側に日除けを設置する方が明らかな遮熱効果を得られます。

日除けの問題点

すだれとサンシェードは窓の外側に紐やロープを使って簡易的に設置されます。よしずは窓の外側に立てかけての使用が基本。

よって、これらの日除け全般は強風に弱いという弱点があります。天気予報で台風の上陸が予想される場合、予め日除けを撤去する必要があります。

また、日除けは、それ自身が太陽光を受けて日陰をつくる目的の日差し対策。特に、紫外線カット効果が高い化学繊維のサンシェードほど遮光性が高く、室内が暗くなりがち。

また、すだれやよしず、化学繊維製サンシェードに共通する難点として、眺望が遮られてしまいます。窓の外に日除けを設置すると、外の様子が分からなくなってしまいます。

ややもすると、室内に閉塞感が漂います。これが日除けのデメリット。

そこで、これらの問題点を解決する方法として、日射熱を和らげて、なお且つ、室内の明るさと眺望を確保できる方法があります。

それは、窓ガラスに「遮熱ガラスフィルム」を貼る方法です。

[窓]+遮熱フィルムという選択

窓ガラスフィルムの種類

すだれやよしず、化学繊維製サンシェードは主に建物の南側と西側に設置されています。

この南側と西側の窓ガラスに「遮熱ガラスフィルム」を貼り付ける方法は暑さと眩しさ対策の1つ。

遮熱ガラスフィルムは窓ガラスの内側(室内側)に貼り付けるため、当然、強風の影響をまったく受けません。遮熱フィルムは365日機能し、メンテナンスは一切不要。

遮熱フィルムの特徴

遮熱フィルムの特長はこちら。

・室内の明るさがほとんど変わらないフィルムも有り。

・紫外線を99%以上カット

・窓際の暑さを最大「77%」カット

・きちんと眺望を確保

・夏季の節電効果

・遮熱フィルムの種類によっては、目隠し効果でプライバシーを保護。

・室内のフローリングやカーペット、畳、家具類等の色褪せや劣化を抑制。

・窓ガラスの飛散防止効果

遮熱フィルムの遮蔽係数

プロが取り扱っている各ガラスフィルムには「遮蔽係数(しゃへいけいすう)」という値が表示されています。

これは、ガラスフィルムが日射熱をどのくらいカットできるのか数値化したデータ。これは、理論的な工業製品のデータとなります。

よって、遮熱フィルムの施工により、どの程度の遮熱効果があるのか明確です。

前述のとおり、遮熱フィルムの中には、日射熱を「77%」カットできるタイプもあります。

店舗の[窓]+遮熱フィルム

飲食店の場合、お店によってはガラス越しの眺望の確保も経営上において大切なポイント。

お店の周囲や駐車場に植物が植えられている場合、お客さんにとって窓越しの景色もごちそうの1つ。花や植物の佇まいがより一層、店舗のムードを高めてくれます。

遮熱フィルムの中には外から室内が見えにくく、室内から外がきちんと見えることができる機能性を持つフィルムもあります。

更に、窓に遮熱フィルムを貼ると、夏季のエアコン効率がアップします。これは、明らかな節電に繋がる、嬉しい経営上の副産物です。

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