エアコン暖房の設定温度が20℃でも効かない場合のおすすめ対策

エアコンとリモコン 窓ガラスフィルム-ブログ
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暖房器具は多種多様。

電気エアコン、石油ファンヒーター、石油ストーブ、電気ストーブ、セラミックファンヒーター、オイルヒーター、パネルヒーター、ガスファンヒーター、こたつ、ホットカーペットなどがあります。

これらの暖房器具の中で、部屋全体を暖めることができるものは電気エアコン、石油ファンヒーター、石油ストーブ、オイルヒーター、ガスファンヒーター。

電気ストーブやパネルヒーター、セラミックヒーター、小型オイルヒーター、こたつ、ホットカーペットは局所的に温める暖房器具。

賃貸物件のほとんどは、石油ファンヒーターや石油ストーブの使用が禁止されています。分譲マンションを含めて、マンションの暖房の多くは電気エアコンが使われています。

対する一戸建て住宅の場合、エアコン暖房はもちろん、中には石油ファンヒーター派もいます。

エアコン暖房をONにしても、なかなか効かない、効きが弱いケースがありませんか?では、まずはその原因を考えてみましょう。

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エアコン暖房が効かない原因

エアコン

エアコンの代表的なメーカーとして、ダイキン、三菱電機-霧ヶ峰、日立-しろくまくん、パナソニック-エオリアなどが挙げられます。

エアコンメーカーのオフィシャルサイトを閲覧すると、6畳用、8畳用、10畳用、12畳用、14畳用、16畳用、18畳用、20畳用、23畳用、24畳用、25畳用、26畳用、29畳用エアコンまで、部屋の広さに応じてラインアップが豊富です。

空調機器の中で、エアコンはコスパが高い暖房器具。

環境省は冬季のエアコン暖房の温度設定として「20℃」を推奨しています。

しかし、エアコン暖房が効かない、または効きが良くない場合、どこかに原因があるはずです。

リモコン設定の問題

エアコンは毎年のように進化を続けています。

安価なエアコンを除き、リモコンで暖房運転をONにすると、風向きと風量が自動で最適化されます。あれこれとマニュアル設定すると、かえって暖房効率が低下することもあります。

エアコン暖房は「自動」設定が基本。

そして、シンプルな設計のエアコンの場合、必ず風向きを下にします。

エアコンフィルターの汚れ

賃貸物件の場合、契約して部屋を借りたら、エアコンのフィルターがホコリで汚れていた・・というケースが無いわけではありません。

エアコンフィルターはエアコン室内機のカバーを上方に持ち上げることで簡単に見つかります。フィルターの取り外しは誰でもできる簡単な構造。

フィルターに付着しているホコリは水洗いやスポンジに中性洗剤を含ませることで、簡単に落とすことができます。

エアコン室内機の熱交換器の汚れ

エアコン室内機の熱交換器がホコリで汚れてくると、それが原因で熱交換の効率が低下します。夏の冷房、冬の暖房が効きにくくなります。

ただ、熱交換器はエアコン室内機の内部に位置しているため、素人が掃除するのは難易度が高め。クリーニング用の道具と洗浄クリーナーを用意し、室内機の周囲をきちんと養生する必要があります。

古いエアコンの場合、洗浄クリーナーが黒色化して周囲を汚してしまうリスクもあるため、やはりパーフェクトな養生と作業が必要とされます。

ここは、エアコン掃除のプロに相談するのが確実です。

エアコン室外機周囲のゴミ

エアコン室外機の周囲に風で飛んできた板状の発泡スチロールや段ボールの切れ端、薄いベニヤ板が見つかることが珍しくありません。

室外機の吹出口に板状のゴミがあると、正常な放熱を妨げます。結果として、室外機が正常に機能できなくなり、エアコンの効きが悪くなります。

エアコンの能力不足

何らかの理由で部屋の広さにマッチしていないエアコンを取り付けたり、断熱性と気密性が低い部屋が理由でエアコン暖房が効きにくいケースも考えられます。

エアコン室内機の故障

エアコン室内機には温度センサーが組み込まれています。温度センサーに不具合があると、室温をセンシングできなくなります。よって、エアコンが正常に機能しなくなります。

エアコン室外機の故障

エアコン室外機のコンプレッサー不調、膨張弁や電磁弁の故障により、エアコンが正常に機能しなくなります。

エアコン暖房が効かない対策

ルームエアコンのカビ対策

古いエアコンの買い替え

エアコンは毎年のように進化を続けています。十年一昔と言われるように、一昔前のエアコンと現在のエアコンを比較すると、明らかに進化しています。

「カイゼン」は日本人の得意分野の1つということもあり、冷房と暖房効率を高めるための先端技術がエアコンに投入されています。

2020年現在、エアコン室内機は壁から前方向に出っ張っていて、上下方向に薄い設計がトレンド。この設計により、エアコンのエネルギー効率が向上しています。

もちろん、最新モデルほど消費電力が低く、節電効果も得られます。

エアコン室内機の側面には、製造年が印刷されたステッカーが貼られています。そのステッカーを確認して、エアコンの設置から10年、15年以上、経過しているならば、買い替えを視野に入れて検討してみるのも対策の1つ。

総務省発表のデータによりますと、エアコンの平均寿命は13.5年。

既に、15年以上経過しているエアコンは安全性と節電の面からも、買い替えを検討した方がいいかもしれません。

10年以内のエアコン

他方、エアコンに貼られている製造年ステッカーから計算して10年以内でしたら、故障は別として、まだまだエアコンは現役。

考えられる原因に対して、1つ1つ対策していきます。

リモコンの設定

エアコンの取扱説明書を確認して、効果的なエアコン暖房の設定方法を確認します。

加湿器の使用

冬季、エアコン暖房で部屋が乾燥しがち。部屋の空気が乾燥すると、暖かさを感じられなくなります。やはり、エアコン暖房に加湿器はMustアイテムと言えます。

加湿器はポピュラーな超音波式から高性能な気化式まで種類が多く、意外と加湿器選びは難しいもの。ライフスタイルにマッチする加湿器を選びたいものです。

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サーキュレーターや扇風機の使用

サーキュレーターでエアコン暖房を暖かく
サーキュレーターを斜め上方向にセット

ご存知、暖かい空気は上方に上昇します。エアコン暖房の場合、暖かい空気が天井付近に溜まりやすくなります。

そこで、サーキュレーターや扇風機を使用することで、室内が均一に暖まります。部屋の隅にサーキュレーターや扇風機を置き、斜め上方向にセットします。

エアコンフィルターの汚れ

エアコンフィルターのホコリ汚れを水洗いします。エアコンフィルターは非常に薄いため、注意しながら汚れを落とします。

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エアコン室内機の熱交換器の汚れ

エアコン室内機内部の熱交換器に付着しているホコリ汚れは頑固にこびり付いている場合もあり、DIYによる掃除は難易度が高め。

エアコンパネルを開けて、汚れ具合から素人では手に負えないと感じたら、エアコン掃除業者に相談してみるのも選択肢の1つです。

エアコン室外機の周囲のゴミ

エアコン室外機の周囲を目視で確認します。風が強い日は、板状のゴミが飛んでくるため、定期的に室外機の周囲をチェックすると安心です。

エアコン室内機と室外機の故障

エアコン暖房が信じられないほど効かない、エアコン室内機の吹き出し口の風に暖かさを感じない場合、エアコン室内機、または室外機が故障している可能性も考えられます。

この場合、エアコンの修理や買い替えも視野に入れて検討します。

エアコンの能力不足

エアコンの能力不足が感じられる場合、建物の気密性と断熱性に問題がある可能性があります。

もし、建物のサッシ周囲などに隙間が確認できるならば、隙間テープなどで塞ぎます。

そして、部屋の断熱性を高めるためにはカーテンが一般的。普通のカーテンではなく、断熱カーテンを設置することで、夜間の冷気をある程度、和らげることができます。

もちろん、これは夜間だけの対策。

マンションや一戸建て住宅、商業ビルを含めた建築物の断熱性能を下げてしまう場所は、今も昔も「窓」。

エアコン暖房で部屋を暖めているのに、窓から外へ熱(遠赤外線)が逃げています。同時に外の冷気が窓を冷やし、室内を冷やしてしまいます。あたかも、以下の絵図のようなイメージです。

急須と茶碗

【急須(きゅうす)】エアコン暖房

【茶碗】部屋

【茶碗のひび割れ】窓ガラス

エアコン暖房で部屋を暖めているのに、茶碗のひび割れ(窓ガラス)から熱が逃げてしまっているのです。

これが理由で、高気密高断熱住宅には「樹脂サッシ+複層ガラス」や「アルミ樹脂複合サッシ+複層ガラス」が設置されています。中には、「樹脂サッシ+Low-E複合ガラス」が設置されている住宅もあります。

繰り返しますと、建築物の弱点は「窓」。

そこで、窓ガラスの断熱性能を高める方法があります。

遮熱断熱ガラスフィルムの施工

先ほどの急須と茶碗の絵図のように、エアコン暖房で室内を暖めても、茶碗がひび割れているため熱がどんどん逃げてしまっています。

対策として、ひび割れを少しでも塞ぐことで、熱の流出を食い止めるのです。

具体的には、窓ガラスに「遮熱断熱フィルム」を施工します。遮熱断熱フィルムの中には、「熱貫流率(U値)」が「4.3W/m2・K」のフィルムがあります。

3mm厚の透明フロートガラス(普通の窓ガラス)のU値が「6.0W/m2・K」。

つまり、窓ガラスに遮熱断熱フィルムを施工すると、遮蔽係数が「4.3W/m2・K」になります。この4.3という値は大雑把に「ペアガラス+アルミサッシ」窓に相当する断熱性能。

結果的にガラスの断熱効果を高めることができ、冬、室内空間が暖かくなります。

詳細はこちら。

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