私たちが自宅で毎日、使う洗面所と浴室。
洗面所と浴室の蛇口をそのまま放置すると、表面が徐々に曇ってきます。やがて、表面にウロコ/水垢が付き始めてしまいます。
蛇口に頑固なウロコが付着すると、中性洗剤やマジックリンなどでは落とせなくなります。ウロコの除去には、酸性のクエン酸を使うしかありません。
建物のあらゆる汚れの中で、水回りのウロコ除去は一筋縄ではいかない手間と時間のかかる作業。
また、蛇口が汚れていると、水回り全体が薄汚れているような印象を受けてしまいます。
言い換えますと、常に蛇口をキレイに保つことができれば、水回り全体の印象が随分違います。蛇口がピカピカに輝いていると、それだけでモデルハウスのような雰囲気が漂います。
ちょっと言い過ぎかもしれませんけど、蛇口はキレイな方が気分的にもスッキリ♪
では、蛇口にウロコ汚れが付着してから手間と時間をかけて掃除するのではなく、蛇口にウロコが付着しないように予防する方法をご紹介します。
これは、超簡単!
その前に「水道水」と「雨水」を比較してみます。どうして建物の水回りはウロコが付きやすいのか理解しやすくなります。
水道水と雨水の違い
水道水
「水道水」と「雨水」を比べると、同じ「水」ながら含有成分が異なります。
水道水の源泉を辿ると、雨水が地中に浸透して地下水や湧き水となります。水道水は取水施設で河川や地下水から取水され、浄水場で浄化処理されています。
水道水は地中のカルシウムやマグネシウムを含むミネラル成分を多く含んでいるため、各家庭の水回りはどうしてもウロコの影響を受けやすくなります。
雨水
対する、雨水に含まれるミネラル成分は非常に少ない特徴があります。
海や川、地表から蒸発した水分が上昇して雲となり、やがて雨として地上に落下してきます。よって、雨水はミネラル成分が少ないのです。
これが理由となり、建物や自動車は家庭の水回りと比べて、ウロコの影響を受けにくいのです。
ウロコ/水垢防止対策
水道水の源泉は山水である以上、蛇口から出てくる水は多くのミネラル成分を含んでいます。
水道水はミネラル成分が多い以上、各家庭の水回りはウロコの影響を受けやすくて当然なのです。
しかも、水回りに付着したウロコの掃除は手間と時間がかかり、頑固なウロコともなると除去作業の難易度が高くなります。
そこで、蛇口にウロコが付いてしまってから洗剤を買い込んで掃除するのではなく、蛇口にウロコが付かないように予防する方がラクなのです。
その予防方法は、とても簡単!1~2分でOK!
必要な物
必要な物は「メラミンスポンジ」。
Step 1
入浴後、少量の水をかけながらメラミンスポンジで蛇口全体の汚れを落とす。
Step 2
メラミンスポンジの水分を絞り、ゆっくり動かしながら蛇口の水分を取り除く。
Step 3
蛇口表面の水分がキレイに取れました。Finish!
他の金属部分も同様に作業します。
所要時間は1~2分ほど。
たったこれだけのメンテナンスで簡単に蛇口のウロコを予防&防止できます。
洗面所の蛇口も同様です。
まとめ
蛇口のみならず、洗面所や浴室の鏡に水滴が付いたら、こまめにメラミンスポンジやタオルで水分を取り除くことで明らかなウロコの防止効果があります。
ウロコは蛇口に付いてしまってから手間をかけて除去するのではなく、毎日の生活の中で付着しないように予防する方がラクで簡単です。
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